
面接で必ず聞かれる自己PR。
第二新卒転職の時に聞かれたら困りますよね、、
ぼくも第二新卒転職の時に困りました。
経験も浅くて能力もないからPRできることもないし、
他の人がどんな答え方をしているのかを知らないから参考もありません。
だから困りました。
でも今は面接する側になって、
「ああやって答えればよかった」「こうすればいいのか」という気づきがありました。
それを今回の記事では紹介します。
この記事を読めば、自己PRの考え方を理解でき
例文を参考にして答えることができるようになります。
面接前の準備としてぜひ読んでください。
自己PRを聞く意図
面接官としては、採用した人間には活躍してもらう必要があります。
だからその人が活躍できるかを面接で見定めなければなりません。
自己PRではその人の長所をプレゼンしてもらいます。
その長所が自社で活かせるのであれば活躍してもらえる可能性が高いですから、
「採用してみようか!」という話になります。
自己PRでは「入社すれば私は活躍できます!」ということを
うまくプレゼンできれば良いのです。
しかし、「では誇張して自己PRしましょう!」と言っているわけではありません。
誇張だけは絶対にやめた方が良いです。
あなたにとっても企業にとっても損だからです。

仮にあなたは誇張して自己PRし、入社したとします。
企業はその誇張を信じていますから、その能力に応じた仕事量をあなたに任せます。
しかし実際にあなたはその仕事をこなすことができません。
もしくは時間外労働で無理に仕事を終わらすことになります。
そんなあなたをみて、企業はあなたを降格させることでしょう。
あなたに見合った仕事をわたすため、降格はやむを得ません。
せっかく時間を費やしたのに「降格」です。
あなたにとっても企業にとっても損になります。
誇張せず、自分の長所をうまく伝えましょう。
次からは自己PRの考え方・伝え方を紹介していきます。
自己PRを考えるポイント
ポイントは2つあります。
ポイント① 将来性があることを伝える
基本的に、第二新卒には経験・能力がありません。
社会人歴が浅いので当然です。
それは面接官もわかっています。
なのに面接で、
「自分は〇〇というプロジェクトを1人でやり切りました!」
「〇〇という結果を残したため、御社でも必ず活躍できる!」
などと成果を言っても面接官に疑問を持たれてしまいます。
第二新卒の成果はたかだ知れていますし。
「成果」で自己PRしてはいけません。
「将来性」で自己PRしてください。
経験・能力のない第二新卒を採用する理由は、将来性があるからです。
即戦力を期待しているわけではありません。
自分には将来性があり、今は未熟でも5年・10年後に必ず活躍できる
ということを伝えるという観点から自己PRを考えるようにしてください。
ポイント② 学習意欲を伝える
先ほど少し言いましたが、
企業は第二新卒を即戦力としては見ていません。
これからうちの会社で育てていこうと考えています。
しかし、いくら企業が育てたいと思っても
当の本人に学習意欲がなければ意味がありません。
だから面接では学習意欲を見ています。第二新卒の面接では特に。
必ず自分の長所として学習意欲をアピールするようにしましょう。
※実際に学習意欲がある必要はありません。ただのアピールです。
そうすることで面接官の「育てよう」という思いを湧きあがらせることができます。
学習意欲のアピールとしては、
「今は〇〇という学習に興味を持っている」
「入社したら上司から〇〇を学びたい」など
具体的な学習対象を言ってください。
そうすることであなたのアピールを信じてもらえる可能性が高まります。
次からは上記ポイント2つを反映して、実際の自己PRの例文を紹介していきます。
自己PRの例文
学習意欲をアピールする場合

では、自己PRをお願いします。

私の長所は、何事も真剣に学ぶ姿勢です。
現在の会社では〇〇という会計システムパッケージ導入プロジェクトに参画しています。
そのプロジェクトに参画するまで会計知識はありませんでした。
不明点に関しては上司や顧客へ質問・もしくはネットで調べ、
また現在簿記3級の学習をしており、会計知識を深め
今後のプロジェクトに活かそうと考えています。
自身に不足している知識が判明した場合に放置しておかず学ぶ姿勢は、私の長所です。
これは非常に良い自己PRだと思います。
まず、全体的に学ぶ姿勢があることを強調できています。
また具体例を用いて「仕事のどういった場面で学ぶ姿勢を発揮しているか」
という場面を説明することができています。
このことで、学ぶ姿勢の信憑性が高まります。
簿記3級を学習しているという点も良いです。
資格取得に前向きなことのアピールになりますし、
学習意欲をアピールする場合は資格の名前を出すのが効果的です。
※実際に学習している必要はありません。
今は学習していなくても、内定が出てから学習を始めればウソにはなりませんから。
総じて良い自己PRとなっています。
コミュニケーション能力をアピールする場合

では、自己PRをお願いします。

私の長所は、顧客との対話の中で、顧客の希望要件を把握できる点です。
会計システムパッケージ導入プロジェクトに参画していた際、
顧客との要件定義の会議に参加させていただきました。
要件定義の経験は浅かったですが、上司の助けもお借りしながら
顧客の要件を把握していきました。
また不明点が発生した場合は資料にまとめ、可能な限り1回で解決するようにしておりました。
お客様の要件を把握し要件定義書に落とし込むことができる点は、私の長所です。
これも良い自己PRであると思います。
まず、具体例を用いて「仕事のどういった場面でコミュニケーション能力を発揮したか」
という場面を説明することができています。
コミュニケーション能力をアピールする人はたくさんいますが、
具体例を出して説明してくれません。
だから具体例を出せば、他と差別化できます。
また、「上司の助けも借りた」ことを正直に伝えている点も良いです。
よくいるのですがコミュニケーション能力をアピールする際に、
「自分だけで〇〇をこなした!」という人がいます。
これは第二新卒の面接の場合、絶対にNGです。
第二新卒の人は社会人経歴がありません。
なのに「自分だけで〇〇をした」と言われると、その発言には信憑性がなく
「たまたまであり、思いあがっている」という印象を面接官に抱かれます。
人の助けを借りることは悪いことではありません。
むしろ仕事を正確にこなすためには助けは借りるべきです。
IT業界ではその考え方が浸透しています。
だからこそ「上司の助けも借りた」ことを伝えることで、
他を巻き込んで性格に仕事をこなせる人であると信頼性が増します。
総じて良い自己PRとなっています。
退職理由も難しい!
今回は自己PRの考え方・伝え方についてお伝えしました。
ポイントは以下2つになります。
ポイント① 将来性があることを伝える
ポイント② 学習意欲を伝える
紹介した例文も参考に、あなたの自己PRも考えてみてください。
また、第二新卒の面接では「退職理由」も必ず聞かれます。
ただ退職理由の答え方も非常に難しいですよね・・・
退職理由の答え方についても紹介していますので、こちらも確認してください。
あなたの転職が成功しますように。